五節句シリーズ 端午の節句
5月5日は、5節句のひとつ「端午の節句」です。
端午の節句に親しまれているお花といえば「花菖蒲」と「葉菖蒲」ですが、アヤメ科とサトイモ科で、実は別の植物なのです。
今回は、それぞれの楽しみ方をご紹介したいと思います。
「花菖蒲」には、【一花五葉】と言う言葉があります。
活ける際、1本の花に対して前に3枚、後ろに2枚の葉を入れるとバランスが良いとされています。
また、花持ちが短いとされる花菖蒲ですが、咲いた花を摘み取ると2番目の花(2番花)を楽しむことができます。
剣状のシャープなラインの葉を活かし、初夏にぴったりの花活けをお楽しみください。
「葉菖蒲」は、芳香が強く厄払いとしての意味を持つ菖蒲湯が有名ですが、別の楽しみ方として、菖蒲の葉をおって箸置きを作ったり、お刺身やお寿司、焼き物などの添え飾りとしてもおすすめです。葉菖蒲の清々しい色と香りは、節句のお祝い膳を華やかに彩ってくれます。
日本の素敵な風習と合わせ、季節を感じる花飾りをぜひお楽しみください。