ミモザ特集
3月~4月頃春の訪れを知らせてくれる「ミモザ」。
どんな花かは知らなくても、名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
ミモザは、マメ科アカシア属の常緑樹で原産はオーストラリア。まぶしいくらいに鮮やかで、綿毛のような黄色く小さい花をたくさん咲かせます。
ふわりと風に乗ってやってくる甘く優しい香りは、母性や懐かしさを連想させる香りとしてたくさんの人に愛されています。
毎年3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。
イタリアでは「ミモザの日」とも呼ばれています。
1904年3月8日にアメリカで女性労働者が起こした、婦人参政権を求めるデモをきっかけに、女性の政治的自由と平等を訴える日として「国際女性デー」が制定されました。
イタリアではこの日「フェスタ・デラ・ドンナ(=女性の日)」として、男性が妻や恋人以外にも自分にとって大切な女性にミモザを贈る習慣があり、馴染み深い花であったことから、この時期に咲くミモザを国際女性デーのシンボルとし「ミモザの日」と呼ばれるようになりました。
日本でも、ドライフラワーブームの再来と共に、春が近づくとカフェやインテリアショップなどのお店にミモザが素敵に飾ってあるのをよく見かけますね。
繊細でふわふわの花が特徴のミモザは、乾燥が苦手です。
風当たりや日当たりが強い場所は避け、蒸散量を減らすために多すぎる花や葉は間引きましょう。
間引いた花は、小さいグラスなどに活けても素敵ですね。
また水道水だけでは、かたいつぼみは咲きにくいので、栄養を補給し雑菌の繁殖を抑えてくれる切花用の延命剤も効果的です。
ミモザの水が下がりやすい特性を活かしてドライフラワーにするのもおすすめです。
リースやスワッグを作り、風通しがよく直射日光の当たらない場所に吊るしておくと、あっという間にきれいに仕上がります。
その際ぱらぱらと落ちやすい葉は最初に間引き、乾いた後ドライフラワー用の硬化液スプレ―、またはスプレーのりを吹きかけておくと、葉落ちや型崩れを防ぐことができ長持ちします。
お花屋さんでミモザを見かけたら、ぜひレシピを参考に、いろいろな飾り方でお部屋をハッピーイエローに染めてみてはいかがでしょうか?
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