初夏の草花特集
初夏の日差しを受けて庭の片隅や道ばたには、たくさんの草花が生い茂ります。梅雨の一雨ごとに草の緑は色濃くなり、ぐんぐん伸びる草姿には生命力が感じられます。
今回のレシピは、地味だけど、ほっと心が和む草花が主役です。
これからの時期におすすめの草花は、「ドクダミ」です。
独特の香りと、繁殖力の強さから嫌われることも多い多年草。
しかし、よく見るとハート形の葉っぱと、白い可憐なつぼみは、
とても愛らしく、生薬名では「十薬」と呼ばれるほど、効能が認められた植物です。
また、その香りには、消臭効果も期待ができ、玄関やトイレなどにもおすすめです。その他、丸い葉っぱが規則正しくならんだツルと、濃い紫色の花が可愛らしい「カラスノエンドウ」、子犬のしっぽに似たまるい穂の「エノコログサ」など、子供のころに遊んだ記憶を思い出しながら、生けるのも楽しいですね。草花を生ける際は、自生する姿をお手本にするときれいにまとまります。
野の草花なら、ボリュームたっぷりに飾っても、費用に負担がかからないのが、うれしいですね。
レシピを参考に、気軽に花あしらいをお楽しみください。